コレステロール

コレステロールはからだに良いのか悪いのか、その結論!

コレステロールの病気と健康

コレステロール・・・ってからだに良いの?悪いの?

こんなちょっとした疑問はありませんか?

  • コレステロールを減らせば病気を予防できるって聞いたんだけど・・・
  • テレビではコレステロールは摂ったほうがいいって・・・
  • いったいどっちなの?

コレステロールは、ここ最近見直しされている成分です。
昔はコレステロールといえば食べてはいけないものでした。でもいまはというと・・・。

卵とかお肉とか、できれば好きなものは食べたい!とあなたも思っているでしょう。
コレステロールの健康効果とほんとうの怖いところについて、ここで知っていかれては?

コレステロールを健康に楽しんで、10年後の元気を楽しめる食事を!


コレステロールの基本~機能と関連する病気を知っておこう

コレステロールはからだに悪い?

コレステロールはからだに悪いと言われている理由

コレステロールといえば、摂りすぎてはいけないものの代表でした。

たまごもダメ、お肉もダメ、乳製品もダメ」・・・
そう言われて制限されてきたのです。

それでは、コレステロールとはなんなのでしょうか?

そもそもコレステロールとは?

細胞膜の原料になる脂肪分です。

細胞が新陳代謝をする際、コレステロールが必要なのです。
※新陳代謝とは、新しい細胞が生まれ、古い細胞が死ぬことです。

このように書けば、コレステロールは必要な栄養素という感じがしますね。ではなぜ悪者扱いされてきたのでしょうか?

実は、コレステロールには”善”と”悪”の、2種類あるのです。

2種類あるコレステロール

  1. 悪玉コレステロール
  2. 善玉コレステロール

この2つの名前を、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?

悪玉コレステロール
LDL(low density lipoprotein)。肝臓からコレステロールを全身に運ぶ
動脈硬化を促進する
善玉コレステロール
HDL(high density lipoprotein)。全身に残るLDLを回収して肝臓に送る
動脈硬化を抑制する

この2つは、それぞれの仕事を持っているのですが、悪玉コレステロール(LDL)は量が多すぎると、あとで悪いものに変化してしまいます。

とくに、「動物性脂肪」を多く摂ると、悪玉コレステロールが増えやすいのです。そのことから、「卵はダメ」「お肉はダメ」などと言われてきました。

では善玉コレステロールはというと、この悪玉を回収して肝臓に戻します。つまり、悪いものに変化するまえに取り去っていく”善い”ヤツなのです。

そのため、最近は『LH比』というバランスが重要視されています。

LH比=LDL(悪玉)÷HDL(善玉)
(悪玉の量がどのくらいあるのか?を測る指標です)
※一昔前は、善玉と悪玉に分かれておらず、総数で数えられていました。

コレステロールのバランスが悪いと脂質異常症と診断

コレステロールの病気といえばこちら。「脂質異常症」は主にコレステロールや中性脂肪が過剰である状態を指します。

たとえば、悪玉コレステロールが多すぎるものは『高LDLコレステロール血症』と呼ばれます。
悪玉コレステロールが多すぎると、どんな問題が起こるのでしょうか?

悪玉コレステロールの普段の仕事は、コレステロールを全身に運ぶことです。しかし、これが酸化してしまう(サビる)と、「酸化コレステロール(過酸化脂質)」という悪いものに変化します。

仕事をがんばっていたけど、悪者にそそのかされて悪ガキになってしまった、と考えていいでしょう(まさしく悪玉です)。

白血球(マクロファージ)は、こういうやつをみつけると食べてやっつけようとします。このとき悪玉コレステロールの量が多いと、マクロファージはベタベタになって血管の壁に残ってしまいます。これが「プラーク(血管にできるぼこっとしたコブ)」の原因。

血管にぼこっととしたものが残るのですから、血管の道が狭くなり、動脈硬化になりやすいことは、あなたにも想像できるでしょう。

コレステロールの病気「脂質異常症」の診断基準

「悪玉」が多すぎる
悪玉コレステロールが140mg/dl以上→『高LDLコレステロール血症』
動脈硬化を促進する
「善玉」が少なすぎる
善玉コレステロールが40mg/dl未満→『低HDLコレステロール血症』
血中にある悪玉コレステロールを回収しきれなくなる
中性脂肪が多すぎる
中性脂肪が150mg/dl以上
→『高トリグリセライド血症』

コレステロールや中性脂肪が高いと、血液ドロドロや動脈硬化の原因になります。

悪い食生活では悪玉コレステロールが増えやすい!

コレステロールの病気と健康

「こんな食べ物に悪玉コレステロールが入っている」というわけではありません。

どうして悪玉コレステロールが増えるのかというと、「食習慣・生活習慣」が大きく関わっています。

動物性脂肪の食べ過ぎにくわえて、運動不足は善玉を増やしにくく、中性脂肪も減らせない、タバコも悪玉を増やす原因に。

基本的には、当サイトで紹介している「血液と血管」にやさしい習慣を続けていかれることがおすすめです。

コレステロールは、体内で合成される分が多い

悪玉コレステロールを普段から摂りすぎの人は、コレステロール制限をしてもなかなか下がりません。実は、体内で合成されるものが8割ほどもあるため、コレステロールを減らすだけではそう簡単に改善できないのです。

そこで食で改善するためにどうするか。これは脂肪酸を置き換えるといいことが分かっています。つまり…

  1. 「飽和脂肪酸」を持つ動物性脂肪をやめて、
  2. 「(多価)不飽和脂肪酸」の野菜や豆、魚などを食べるようにする

多価不飽和脂肪酸とは、俗に「オメガ3系脂肪酸、オメガ6系脂肪酸」と呼ばれるもの。この2つはバランスが大切なのですが、とくに「オメガ3系脂肪酸(DHAやEPAなど)」は摂取量が減っており問題視されています。

あなたはお魚さんは好きですか?もしあまり食べていないのであれば、改善の第一歩はこちらでしょう。


コレステロールは高いほうがいい?最近のコレステロールと健康の関連性とは?

コレステロールはからだにいい?

今度は逆です。

コレステロールはからだに良いと言われる理由

「たまごもいい、お肉もいい、乳製品もいい」・・・
最近はこのように変化しています。

コレステロールを摂ってもいい、というよりもむしろ、摂ったほうがいいと言われるのです。
専門家によっても意見が分かれる重要な点ですので、書籍を参考にご紹介いたします。

「コレステロールや動物性脂肪をとる方が脳卒中は起こりにくい」という研究結果

書籍『すぐわかる脳出血・脳梗塞の防ぎ方(主婦の友社)』より

ここには2つの実験の結果が掲載されていますが、その結果をまとめると・・・

  1. 動物性脂肪・コレステロールを摂ったほうが脳梗塞の危険度が下がる
  2. 脂肪・コレステロールを減らし、糖質や野菜を増やしたところ、心臓病、脳卒中、がんなどがまったく減らなかった
結論:コレステロールは摂ったほうがいい

こちらに関しては、実験結果だけで、どうしてそうなるのかについては一切考察はありません。「調べてみたら、こういう傾向があった」ということだけです。

では、コレステロールはどう役に立つのか?次の本をみてみましょう。

「コレステロールは性ホルモンになる」ので摂らなければいけない

50歳から若返るための1分間「腸」健康法(ワニブックスPLUS新書)
  1. コレステロールは、性ホルモンの原料になる
  2. 性ホルモンは、男性が男性らしく、女性が女性らしくイキイキと暮らすために必須なものである
  3. 元気な高齢者は、コレステロール値が普通よりも高めである
結論:コレステロールは摂るべき

元気なお年寄りの中には、「お肉が大好き!」という方もおられます。そして、「お肉を食べると長生きする」ということも、テレビなどでも言われるようになりました。

その理由は、性ホルモン・・・つまり、男性ホルモンや女性ホルモンとなり、人々を元気にしてくれる、ということなのです。

しかし、「高コレステロールは動脈硬化のリスクファクターである」

「血管を鍛える」と超健康になる!(池谷敏郎/三笠書房)
  1. コレステロール値が低いという人に、実はもともとガンになっていた方や免疫力が低下していた人がいるかもしれない(正確性に欠けるのでは)
  2. 高コレステロールが動脈硬化のリスクファクターであることは間違いない
結論:「高いからいいということはない」

コレステロールの機能はもうわかっています。それは前述の通りで、悪玉コレステロールが多すぎると、プラークが大きくなりやすいのです。

ただしこの始まりは、血管にできたキズです。キズができると、白血球や悪玉コレステロールが、中に入り込みやすくなります。

しなやかで元気で若い「血管力の高い血管」であれば、多少多めのコレステロールも問題ないということが言えます。
とはいえ、普段の食習慣・生活習慣が良くない方は、血管力も低くなりやすいのが現状です。


まとめの結論:コレステロールは必要!ただし、以下のことに注意する

コレステロールの病気と健康

  • バランスの悪い食事は・・・
    1. 悪玉(LDL)と中性脂肪を増やしやすい!
    2. 血管力を下げ、血管病の発端をつくる
  • バランスの良い食事、運動などの生活習慣を改善して・・・
    1. 善玉(HDL)を増やす!
    2. 血管力も上がり、元気でイキイキ!

コレステロールの話題は、まだこれからも論争が続くかと思います。そんな「悪玉」「善玉」を意識しても、むずかしい問題に頭を抱えるだけです。

あなたの好きな食事を楽しむためにも、「血液と血管」にやさしい生活習慣を繰り返すことで、総合的な健康を目指すほうがよっぽどあなたのためになるのではないでしょうか。

注意点としては、年齢ととにも悪玉コレステロールは増加する傾向にあることがわかっています。そのため、なにかを改善するのではあれば、今すぐ始めたほうがいいでしょう。

とくに、お魚さんがもつ『DHA・EPA』は、現代の人は摂取する量が減っている成分。もしかしたら、あなたもそうなのでは?
これも増えすぎた悪玉をコレステロールを減らすのに一役買ってくれるので、意識してみてはいかがでしょうか。

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